主な業務分野
【M&A関連】
一般的なM&Aから、MBOを含む非公開化案件、公開買付け、グループ内組織再編、投資家を代理して行う発行体との株式買取請求等の交渉、発行体が設置する第三者委員会の事務局業務、プロキシー・ファイトへの発展を含むM&A等についてのご相談を承ります。
【不正調査】
企業内不正の調査に関するご相談を承ります。第三者委員会の委員の経験も豊富にございます。
【紛争解決】
役員責任追及訴訟、株主代表訴訟、有価証券届出書等の虚偽記載に関連する訴訟などの会社関係訴訟及び金融商品取引法関係訴訟を含む、各種訴訟・非訟・仮処分・執行、その他紛争処理全般についてのご相談を承ります。
【一般企業法務】
契約書のレビュー、各種法律問題のリサーチ、官公庁への照会、労働問題(企業側)への対応、資金調達等のご相談を承ります。また、株主総会指導、取締役会の運営支援も行っています。
学歴・経歴
1997年 | 東京大学法学部卒業 |
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2000年 | 弁護士登録 |
2003年 | 任期付公務員として外務省国際法局に勤務し、 諸外国との経済連携協定の締結交渉に参加 |
2005年 | 弁護士に復帰 |
2011年 | いちごグループホールディングス株式会社社外取締役 当事務所に設立メンバーとして参画 |
2012年 | いちご不動産投資顧問株式会社社外取締役 |
2013年 | 明治機械株式会社社外取締役 |
2014年 | ジャパンベストレスキューシステム株式会社社外取締役 |
所属弁護士会
第一東京弁護士会
ご挨拶
M&A、不正調査、紛争解決をはじめ、企業法務全般を取り扱っております。訴訟も数多く経験しており、紛争局面になった場合を見据えて、平時より戦略的アドバイスを提供することをモットーとしております。
また、法律顧問契約を締結した上で、契約書のレビュー、リサーチ、資金調達から人事・労務問題まで、幅広く、企業にとって日常的な法律相談を承る態勢も整えております。
クライアントの皆様と悩みを分かち合い、弁護士という立場から、問題解決に向けて尽力して参ります。
主な実績(公表事例のうち主なもの)
- 上場会社の取締役らに対して、M&A取引に関連して善管注意義務違反を問う株主代表訴訟が提起された事案において、取締役らの責任が否定された事例(取締役側)(2024年)
- アダストリア(東証プライム市場)によるゼットン(名証ネクスト市場)の完全子会社化案件(ゼットン側)(2023年~2024年)
- 株式会社レイ(東証スタンダード)の従業員による着服行為の調査を目的として設置された第三者委員会の委員(2023年)
- 株式会社ダイイチ(東証スタンダード、札証)の会計処理の調査を目的として設置された第三者委員会の委員(2022年)
- ゼットン(名証ネクスト市場)とアダストリア(東証プライム市場)との間の第三者割当増資及び公開買付けを含む資本業務提携関係の構築(ゼットン側)(2021年~2022年)
- 株式の上場時に提出された有価証券届出書について、実現主義の原則を逸脱した収益認識によって過大に売上げを計上するなどした虚偽記載が存在するとして、投資家の発行会社に対する金商法21条の2に基づく損害賠償請求が認められた事例(投資家側)(2017年~2021年)
- 上場会社の元取締役について、業務担当取締役として自らが担当する子会社における違法行為を防止すべき善管注意義務ないし忠実義務違反があったとして、会社への損害賠償責任が認められた事例(会社側)(2020年)
- 株式会社LIXILグループ(東証一部)の会計処理の調査を目的として設立された特別調査委員会の委員長(2019年)
- EVOLUTION JAPANによる豊商事(JASDAQ)に対する商品先物取引部門の事業譲渡案件(EVOLUTION JAPAN側)(2017年)
- アピックヤマダ(東証二部)の会計処理の調査を目的として設立された第三者委員会の委員(2017年)
- アサツー・ディ・ケイが買収し同社の連結子会社となったゴンゾにおける、買収以前の時期の会計処理の調査を目的として設立された第三者委員会の委員(2016年~2017年)
- ユニバーサルエンターテインメント(JASDAQ)における株主代表訴訟対応(会社側)(2016年~)
- 増資の引受候補先や資金の借入先の反社チェックを怠った上場会社の取締役を株主総会で解任したことには「正当な理由」(会社法339条2項)があるものと認められた事例(会社側代理人)(2016年)
- テクノメディカ(東証一部)の会計処理の調査を目的として設立された第三者委員会の委員(2016年)
- ジュピターテレコム株式取得価格決定事件(株主側)(2013年~2016年)
- かわでん(JASDAQ)の元従業員の不正行為の調査を目的として設立された第三者委員会の委員(2015年)
- 富士通ビー・エス・シー(JASDAQ)の従業員の不正行為の調査を目的として設立された第三者委員会の委員(2014年)
- ベルーナ(東証一部)による民事再生会社レモールの事業の買収(買収者側)(2014年)
- ホッコク(元JASDAQ)の株式取得価格決定申立事件(発行会社側)(2014年)
- エース交易(JASDAQ・現EVOLUTION JAPAN)の非公開化と株式取得価格決定申立事件(発行会社側)(2013年~2014年)
- 上場リートの合併に反対する投資主の投資口買取請求権行使に係る買取価格決定申立事件(初めての公表事例)(投資主側)(2011年〜2013年)
- オリンパス株式会社に対する有価証券報告書等虚偽記載に基づく損害賠償請求事件(投資家側)(2012年〜)
- 株式会社ホッコク(当時JASDAQ上場企業)における経営支配権争い(創業家側)(2012年)
- FCレジデンシャル投資法人及びいちご不動産投資法人の合併(いちご不動産投資法人側)(2011年)
- 中国の大手オーディオメーカー(EDIFIER)による国内オーディオメーカーの株式取得(中国側)(2011年)
- 夢真ホールディングスによるフルキャストテクノロジーに対する公開買付(買付者側)(2011年)
- レナウンと山東如意科技集団有限公司の資本業務提携(中国側)(2010年)
- ジャパン・シングルレジデンス投資法人とクレッシェンド投資法人(現平和不動産リート投資法人)の合併(ジャパン・シングルレジデンス投資法人側)(2010年)
- 株式会社原弘産によるユーロ債及びアルパイン債のリストラクチャリング(2010年)
- カネボウ株式買取価格決定申立事件(株主側)(2006年~2011年)
- 日本賃貸住宅投資法人の機関委任事務(2010年~2011年)
- 東証一部上場企業の海外フランチャイズ展開案件(中国、タイ、マレーシア、シンガポール、オーストラリア)(2007年~2011年)
- 名証セントレックス企業に対するオーナーによる公開買付(買付者側)(2009年)
- リプラス(東証マザーズ)破産手続開始決定申立事件(2008年)
- 本邦初のリートに対するTOB案件であるリプラス・レジデンシャル投資法人(現日本賃貸住宅投資法人)に対する公開買付(運用会社側)(2008年)
- 日本ハウズイング委任状争奪戦(買収側)とそれに関連する株主名簿閲覧謄写仮処分申立事件(競業者による株主名簿閲覧請求が認められた事例・勝訴)(2008年)
- グッドウィルグループ委任状争奪戦(防衛側)(2008年)
- 大証二部上場会社における改善報告書提出対応(2008年)
- リーマン・ブラザーズ証券破綻時の事業譲受によるスピンアウト(スピンアウト側)(2008年)
- 菱和ライフクリエイトの非公開化案件(会社側)(2007年)
- リーマン・ブラザーズ証券の日本法人化の際のコンプライアンス対応(2006年)
- 日本技術開発に対する敵対的買収とそれに関連する株式分割差止仮処分申立事件(買収側)(2005年)